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クラシックカー・スーパーカー総合研究所 バックナンバー
１２９号 ブガッティ・ヴェイロン16.4
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◆クラシックカー、スーパーカー総合研究所◆ 第１２９号
発行日：２０１０年６月１１日
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このメールマガジンではバリバリ売れ筋のフィット、環境に優しいセレナ
などの現行一般受け自動車には目もくれずに、
輸入車、さらに一歩突っ込んでクラシックカー、スーパーカーを皆さんと一緒
に紹介、再考していこうという物です。
紹介するのは
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'７０年代までをメインとしたマニアックなクラシック、ヴィンテージ車、
'７０年代半ばからブームになったスーパーカー達、
さらに'９０年代から現在に至るまでのハイパフォーマンススーパースポーツ、
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・・・などなど、
一部日本の旧車も交え、総じて言うと『コレクターズカー』と呼ばれる古くな
っても価値を見出されて、解体にならない名車を取り上げていきます。
<<過去の紹介車種>>
●ケンメリGT-Rからピンツガウアーまで、
様々な車輛のバックナンバーの画像はこちら
→ http://www5b.biglobe.ne.jp/~atc/backnumber.htm
【ご挨拶】
皆さんこんにちは。
1年を通して一番良い季節（？！）いかがお過ごしでしょうか。
私は先日、バイクで神戸南京町に遊びに行ってきましたヨ。
この歳になって、国内旅行の良さにも気が付きました。
美味しいものと楽しいメンバーが揃えば、どこに行っても面白いものです♪
来週は山口に行ってきます。
梅雨入り前にしっかりと楽しみたいものですね。
今回のメルマガでは趣向を変えて、初の試みで１台ご紹介しようと思います。
と言うのも、先日TVで英国BBCの番組“Top Gear”が放送されているのを観ま
して。
トップギアは存在は知っていて、友人の薦めで何度か動画サイトで観た事があ
った程度。
Top Gear
http://www.bbc.co.uk/topgear/
http://www.topgear.com/uk/
車関係のTV番組って、本と違って動いている映像や音も伝わるので、どれもそ
れなりに楽しめるのですが、しかしそこは所詮はTV。
お金が絡むだけに視聴率を取らないと継続して行けないので、自ずと内容は万
人向けになってしまいます。
よって、マニアックな視点からは必ず物足りない。
しかしながら海の向こう英国はブチ切れ方ハンパではないですし、その回も相
当に面白かったですね！
文字でスペック・データを並べるいつものメルマガよりも、番組の放送内容の
詳細をお伝えした方が臨場感も有って面白いかなと思いましたので、その企画
コーナーの内容を再考記事本編とします。
司会者、ドライバーのセリフ、ナレーションなどがごちゃ混ぜですが、時系列
に文字にしてみました。よって、情景が分かり難ければご勘弁を。
やったこともない試みですのでm(_ _)m
面白いと感じた最大の理由が、その取り上げた車種。
あの、何度もモーターショーでのプロトを経て2006年からデリバリー、
W16気筒4ターボで1001馬力、最高速度407km/h、
価格は1億円を軽く超えるという、何から何までが「世界最高峰」の車です。
1時間番組の10分ほどの企画で、番組進行役3名のうちの一番運転がノロい普
通の男が世界最速の車に乗って407km/hを出せるか、というもの。
私は「出ないだろぉ～」と予想しました。
その結果は如何に？！
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■■■□ 第１２９回
■■□ 【ブガッティ・ヴェイロン16.4】
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（2007年にイギリスBBCで放送されたもの、
Top Gear Season 9 Episode 2 より）
世界最速の車 ブガッティ・ヴェイロン。
以前の番組企画で軽飛行機より速いと実証。
恐るべきパワーと驚異的なスピードは感動もの。
ヴェイロンの力を実証するべく、世界最速の量産車のトップスピードに挑みま
す。
「最高時速407km/h」はF1マシンより速い！
エアバッグやエアコン、ステレオを装備しトランクも確保しているのに、です。
時速250km/h程度は難しくない。
わずかに270馬力を発揮すれば十分です。
しかし407km/hを出すのは至難。
加速すればするほど空気抵抗が強くなる。
250km/hから400km/hに達するには更に730馬力が必要とされる。
そのため16気筒エンジンと４基のターボチャージャーで1001馬力を生み出し
ている。
放出される熱も大量だから、ヴェイロンはラジエーターを10個載せている。
エンジニアが挑んだのは未知の領域。
例えば空力テストの実施で、ザウバーF1チームに風洞を貸してくれと頼むも、
“400キロ以上は無理だ”と言われる始末。
悪夢とチャレンジの連続だったが、ブガッティは85万ポンドの車に賭けた。
我々（番組）が同じ記録を狙うのは無謀でしょうか？
ここはフォルクスワーゲンの極秘テストコースです。
コースの全長はおよそ100km。
中でも注目すべきはおよそ9kmの直線コースです。
構造上は平たんなコースなのに、コースのむこうが見えない。
なぜなら地球の曲線に沿っているからだ。
まずは始動。
専用のキーをドア横の穴に差し込みます。
その途端にリアスポイラーが格納され、車高が低くなりダウンフォースが減り
ます。
（ゆっくりと走り出す）
スピードの測定単位はキロメーターを使用、
目標数値は“407”です。
コースで最も高い急勾配に近づいている、
それまでに200km/h出さないと。
目標地点に到達したら、直線をひた走るだけだ。
時速200km/hに達したぞ、ギアは4速で5000回転だ。
直線コースが見えてきた、
行くぞ！
たったの9.4秒で
時速200km/hから300km/hに加速！
周りの景色がぼんやりしてきた。
もうすぐ時速330km/hだ！
頭が働かない、
時速350km/hに達する・・・
世界で最も遅い僕が時速370km/hで走ってるぞ！
この時点でF1マシンのスピードを超えています。
僕より遅いからシューマッハは引退したんだ。
このエンジンが1分間で吸い込む空気の量は僕が吸い込む空気の4日分だ。
最高速度では15分程度しかタイヤがもたない。
その前に12分でガソリンが尽きる。
市販車なのに時速404km/hも出てる！
405km/hだ、 行け！
いいぞ あと少しだ、
時速406km/h。 あと1km/hだ！！！
（ここで407超えを表示。407.8を一瞬表示したように見えた）
サッカーのピッチを1秒で通過してる！
（ここからじわっと減速。リアスポイラーが上がる）
この速さは僕にとって最初で最後だね！
凄いよ、、この車は。・・・涙が出てきた。
（ここでコースでのレポート終了。ここからは実車とともにスタジオから）
フェラーリやランボルギーニ、ケーニグセグの最高時速は？君は知らないだろ
うね。
とにかく振動によってボディパネルがはがれそうになるほど物理的に限界なん
だよ。
『そんな感覚は全然なかったが、ブレーキを踏みリアスポイラーが出た瞬間、
少し揺れたかな、という程度。』
つまり時速400キロでも安全で快適だと？
『激的な変化はなかったよ。ただ注意しないととんでもない事になる。
あの後、速度を落としてドアを開けようとしたら、まだ時速70キロで走っ
ていた（笑）』
Ok、この車は軽飛行機よりも速く大陸を横断した。
また時速400km/h超えも達成した。
だが我々のコースで走らせたことはない。
ところがブガッティ社はスティグ（番組専属の覆面ドライバー）の試乗を認め
ません。
そこでヴェイロン所有者の方、貸していただけるのなら、最高30ポンド（約4
千円）までを用意します！
（スタジオ爆笑、で、お別れ。。。。）
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番組最初の10分ほどの、ヴェイロンの企画はここまで。
観れば、美しい映像や盛り上げるBGMなども楽しめます。
まあ、早い話が文字情報よりは100倍は伝わると。
メルマガでソレを言っては身も蓋もナイですが（笑
動画↓ （３個どれもほぼ同じです）
http://www.youtube.com/watch?v=jk1t6S737Cs
http://video.google.com/videoplay?docid=-4660115890703519062#
http://www.streetfire.net/video/001-top-gear-bugatti-veyron_168534.htm
この後はこの回ゲストのヒュー・グラントがトークしてサーキットでタイムア
タックに挑戦したり、
アウディTT・アルファロメオ・ブレラ・マツダRX-8の褒め合い＆けなし合い
で３台中でのクーペ・ベストチョイスを決めたりなどなど。
因みに翌週は特別編で、３名がアメリカに旅行に行ってレンタカー借りるより
安く済ませるべく、それぞれが約10万円で中古車を買って千数百キロを旅す
ると言う企画。
笑えるどころか大爆笑モンで、企画としてはコッチの方が面白かったですヨ。
今号のメルマガは車の再考というよりも番組の宣伝のようになってしまいまし
たがご勘弁を。
日本の番組の品の良さやスポンサーへの気遣いなどとは全く違います。
辛口を通り越して毒舌、ユーモア通り越して下品だったりもしますがそこが最
高に面白い！
有料チャンネルではないBSデジタルですので、無料で毎週楽しめるのもお勧
めです。
http://www.bsfuji.tv/topgear/
※参照バックナンバー
２５号 ケーニグセグＣＣ８Ｓ
http://www5b.biglobe.ne.jp/~atc/back25.htm
４０号 ブガッティＥＢ１１０
http://www5b.biglobe.ne.jp/~atc/back40.htm
６１号 マクラーレンＦ１
http://www5b.biglobe.ne.jp/~atc/back61.htm
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◆◆◆クラ・スパ的 徒然なる事件簿♪
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今回はヤフオクぶらり♪ではなく、本編にも少し関連したニュースを１件取り
上げてみました。
◆M.シューマッハ選手の愛車『ブガッティ EB110SS』、6800万円で売り出し中
｜
世界に33台しか存在しないスーパーカーで、シューマッハ選手は1994年に購
入。特注のバナナイエローのボディカラーや、レザーやウッドなどの内装が
特別仕立てで走行距離は4627kmという。スウェーデン・ストックホルムに
本拠を置く富裕層をターゲットにしているジェームズリスト社が販売中。
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/wildplus/1274483359/
【コメント】
上記のバックナンバーにもあるEB110ですが、SSで、更にシューマッハのプ
レミアが付けばそんな金額になるんでしょうかね。
ちなみに、トップギア覆面ドライバーのスティグですが、ハミルトンやバト
ンよりも好タイムをガチで叩き出すという有り得ない凄腕！
その正体はM.シューマッハではないかとも言われてますが真相はいかに？
●●━…━…━…━ あなたも書いてみませんか？ ━…━…━…━●●
この手の「この１台！」はそれぞれ思い入れの有るオーナーやマニアなど
皆さんが知識、経験など勝っているモノです。
あなたの愛車のバックグラウンドやウンチクを原稿として書いて見ませんか？
もちろん憧れの車や興味のある車種でも結構です。
好き嫌いや故障しがちな弱点、クセなども含めて頂けると面白いですね。
◇現在もれなく寄稿に対してプレゼントあります！◇
なにぶん物が物だけに書籍によって情報が違ってたりという事もよくあります。
双方向でお互いに情報交換や指摘、手助けなどが出来るメールマガジンになれ
ばいいなと考えています。
●●━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━●●
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