クラシックカー、オールド・ヴィンテージ車両の並行輸入代行、 通関から予備検査登録、 特殊なモノほどお任せ下さい!
輸入業務の流れ
在庫情報・車種例
お問い合わせ
関連コンテンツ
クラシックカー・スーパーカー総合研究所 バックナンバー
NEW ARRIVALS
CARS ON SPECIAL
24号 ランチア 037ラリー
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
◆クラシックカー、スーパーカー総合研究所◆ 第24号
発行日:2003年5月16日
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
このメールマガジンでは不況をぶっ飛ばす売れ行きのムーヴ、環境に優しい
モビリオ、などの現行一般受け自動車には目もくれずに、
輸入車、さらに一歩突っ込んでクラシックカー、スーパーカーを皆さんと一緒
に紹介、再考していこうという物です。
紹介するのは
=========================================================
'70年代までをメインとしたマニアックなクラシック、ヴィンテージ車、
'70年代半ばからブームになったスーパーカー達、
さらに'90年代から現在に至るまでのハイパフォーマンススーパースポーツ、
=========================================================
・・・などなど、
一部日本の旧車も交え、総じて言うと『コレクターズカー』と呼ばれる古くな
っても価値を見出されて解体にならない名車を取り上げていきます。
【ご挨拶】
皆さんこんにちは。
おかげさまでこのメルマガも24号。2ダースを迎えることとなりました。
離れた場所からまだお会いしていないかなりの車趣味の方々が、雑談や応援の
メールをくれたりしてかなり嬉しい体験もしています。
力の続く限り頑張っていきます!(って言うほどの回数でもないですよね)
今回は別に何もありませんが、次回はまたアンケートを実施したいと思います。
ご協力お願い致します。
また、予定では次回車は"初"の国です、お楽しみに。
■■■■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■■□ 第24回
■■□ 【ランチア 037ラリー】
■□
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
今回はランチア 037ラリーです。
あのストラトスよりも先に当メルマガ登場となった037ラリー、それは私が
チョットひねくれているのと、好きなんです、このデザイン、時代背景が。
まずは初登場のメーカーから。
「ランチア」は多くのメーカーのように創立者の名前です。
創立は早く、1906年に元フィアットのテストドライバーであったヴィンツ
ェンツォ・ランチアによって乗用車とレースカー両方を作るメーカーとして立
ち上げられました。
1922年には驚くべき事に現在主流になっているモノコックボディーがラン
チアによって考案されたり、侠角V4エンジンを採用したりと高度な技術の採
用に積極的なメーカーでした。
しかし経営は悪化、1969年にはフィアットの傘下となり、高級車部門とラ
リーでの活躍を担う事になります。
1987年からはグループAに移行したWRCで6年連続のタイトルをとるな
ど素晴らしい活躍、しかし92年を最後にワークスは撤退しました。
ぶっ飛びのモデルが一部マニアの間で人気がありますが、「洗練されたボディー
と高級感の有る内装を持つ大人の自動車」の方は没個性的で日本ではイマイチ
なじみ薄い感じがして、そんなこんなで現在は日本での正規ディーラーは存在
せずに、今後は並行輸入が頼りです。
で、037ラリーですが、この車を語る時には必ずレースの話ばかりが長くな
ってしまうのでなるべく避けますが、グループBについては最低限触れる必要
があるでしょう。
というのも037ラリーはストラトスでの栄冠後しばらくの休息期間を経て、
グループ4からのレギュレーション移行でのグループBに合わせて造られたモ
デルだからです。
その「グループB」ですが、それ以前はホモロゲ取得に400台生産の義務だ
ったのが200台に緩和され、より過激なモデルが可能となり本当に激しいパ
ワー戦争が繰り広げられたというカテゴリーです。
1986年の事故によりそのカテゴリー自体が消滅し、短期間のホットモデル
の存在となってしまいました。
その最初のハシリが037ラリー!
1982年、当時は既にアウディにより4駆が有利と立証されていた背景であ
えてミッドシップ2駆でレースデビュー。
その年は苦戦したものの、翌83年にはWRCで見事メイクス・チャンピオン
に。
その後はEvolutione2、3と進化させるも4WD勢におさえられ惜しくも優勝
は逃し、85年の最終戦で4駆のデルタS4へとバトンタッチ。
037は最後のMRラリー車となりました。
その素晴らしい車の内容ですが、ベータ・モンテカルロがベースで、エンジン
はアバルト、シャーシは鬼才ジャンパオロ・ダラーラが、そしてこの凄いトリ
プルネームの3番目に来るのがデザインのピニンファリーナです。
どれも特筆すべきですが、特に037ラリーのデザインは「ラリー車なのに優
雅で美しい」、「WRC史上最も華麗なマシン」などと絶賛されていて、現代で
も評価が高いです。
デザインは優雅でも中身はぶっ飛びで、ミッドにアバルト製の2リッターにス
ーパーチャージャーで205馬力、シャーシはセンターモノコックをベースに
クロム・モリブデン鋼管フレームで軽量化と高剛性に貢献し、ボディーはFR
Pで出来ておりこれも軽量化に貢献しています。
サスペンションは前後ともダブルウイッシュボーン、ホイールはスピードライ
ン製16インチ、タイヤはピレリーP7です。
この037ラリーを語る時に気をつけたいのが、037ラリーには2種あると
いう事です。
「ストラダーレ(市販ストリートVer.)」と「コンペティツィオーネ(レース
車輛)」です。
冒頭はレースの話でしたが、車輛はストラダーレについてです。
全200台中50台と言われるコンペティツオーネは市販車比で195kg軽
く95馬力多い300馬力でした。
20台造られたと言われる発展型のEvo2は排気量を2111ccとし、よ
り大容量のスーパーチャージャーをハイブースト化、カーボンボディーなど更
なる細部改良を重ね10~15馬力UPし、Evo3ではチタン合金の多用に
より更なる軽量化を図りました。
しかし前述の通り、進化ではどうにもならないパワー、技術革新の発展を続け
るグループBでした。
その後は続かず終わりましたが、その豪快なコンセプトから037ラリー以外
でも、"B"のマシンの熱狂的なファンは現在でも世界中に多数存在します。
さて、ここまでご紹介した037ラリーですが、探すというより出てきた物、
相場というより言い値、というのは前述の生産台数のせいなのですが、あえて
海外まで視野を広げて言うならコンペティツィオーネでは1000万円を切る
ことはまず無く、2000万円超えの値をつける人も居るくらいです。
ストラダーレでは600~900万円がメインの価格帯でしょうか。
今回の037ラリー、ストラダーレでさえ、入手難易度は 4.5 ではないで
しょうか?
ランチア 037ラリー(ストラダーレ)
ボディーサイズ: 3915×1850×1240mm
ホイールベース: 2440mm
重量: 1170kg
駆動: MR5速MT
エンジン: 水冷直列4気筒DOHC+SC
排気量: 1995 cc
ボア×ストローク: 84×90mm
圧縮比: 7.5:1
燃料供給: Weber 40DCNVH15/250
最高出力: 205ps
最大トルク: 23Kgm
最高速度: 220km/h
サスペンション前/後: ダブルウィッシュボーン
/ダブルウィッシュボーン+ツインテレスコピックダンパー
ブレーキ(前/後): ディスク/ディスク
タイヤサイズ: 前205/55VR16 後225/60VR15
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆◆◆ヤフオクぶらり漫遊記♪
──────────────────
ここでは名品、珍品の巣窟と言われるヤフーオークションの出品物を幾つか取
り上げてみたいと思います。
ロールスロイス★シルバーシャドウ★昭和45年型極上車
http://page5.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/e25533924
前回紹介のシルバークラウドの次のモデル、シャドーです。
ホントに極上のようですが、良い物でも200万円くらいで充分有るのでお勧
めという訳では有りませんが、何が凄いって紹介本文の中身です。マニア所有
の極上車で車庫保管で距離もあまり出ていないのに、先日のコーンズでの整備
代が167万円!!
整備代との事で大きな故障修理や事故ではないのにその値段ですからね、距離
も少ないので消耗も少ないのに・・・。やはり凄い車です!
モンスターバイク! BIG カノン V8 8200cc
http://page5.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/e18340787
メルマガ読者の方にも2輪が好きな方も多い事と思います。
しかしこれは凄い!紹介の文章も良いです。
第17号のダッジバイパーの号ですこし紹介したV8のブッ飛びのコンセプト
バイクがありましたが、こちらは公道を走っています。
17号バイパー→ http://www5b.biglobe.ne.jp/~atc/back17.htm
8.2Lですからほとんどの人の自動車よりも排気量が大きい事でしょう。
50cc原付の164台分なんてバカな計算をしてはいけません(あ、私か)。
しかし原付でもヒト一人時速100で運べますので無駄と言えば無駄ですが、
もう皆さんは肌で分かっておられるでしょうが、ここで紹介する趣味の世界は
何かと無駄が多いもので、その無駄が又良いんですよね!
●●━…━…━…━ あなたも書いてみませんか? ━…━…━…━●●
あなたの愛車のバックグラウンドやウンチク、書いて見ませんか?
もちろん憧れの車や興味のある車種でも結構です。
文才の無い私をみかねたあなた、面白い車の知識を豊富に持っているあなた!
是非是非、原稿を書いてみませんか?
好き嫌いや故障しがちな弱点、クセなども含めて頂けると面白いですね。
"真"の車に理解のある500名弱のコアな読者があなたの紹介する車を待って
います!読む以上に書くのも面白いですよ!
この手の車はオーナーやマニアなどそれぞれ思い入れの有る
「この1台!」は皆さんが知識、経験など勝っているモノです。
なにぶん物が物だけに書籍によって情報が違ってたりという事もよくあります。
双方向でお互いに情報交換や指摘、手助けなどが出来るメールマガジンになれ
ばいいなと考えています。
●●━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━●●
<<過去の紹介車種>>
バックナンバーをご覧下さい
■ジャガーEタイプ ■ヤマハOX99-11
■ポルシェ356 ■トライアンフTR3
■カウンタック ■ベンツSL(W113)
■コルベット C1 ■ケンメリGT-R
■トヨタ2000GT ■ジュリエッタスパイダー
■アルピーヌA110 ■アストン・マーティンDB5
■ロータスセブン ■ダッジ バイパー
■キャデラックたて目 ■VWカルマンギア
■テスタロッサ ■BMW M1
■ミッレ・ミリア ■ル・マン24時間耐久
■マセラティ・ボーラ
■オートザムAZ-1
■シルバー・クラウド
・・・続く
■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■
●車輛の画像、バックナンバーはこちら
→
http://www5b.biglobe.ne.jp/~atc/backnumber.htm
●ご意見、お問い合わせ、他、メールはこちら
→ mac525@anet.ne.jp
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
■発行・編集 M&Mインターナショナル 代表 金子 誠
■〒712-8006 岡山県倉敷市連島町鶴新田1172-10
URL
http://www5b.biglobe.ne.jp/~atc/index.htm
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
このメールマガジンは、『まぐまぐ』を利用して発行しています。
まぐまぐ http://www.mag2.com/ <ID:0000101452>
解除はこちら http://www.mag2.com/m/0000101452.htm
■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■
その他の
関連コンテンツ
もご覧ください
フェイスブックページ
クラシックカー・スーパーカー総研
トライク・スペシャリティーズ
英語ページ
Return to TOP